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 トランプ米大統領は26日午後(日本時間27日未明)、大阪で開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するため、米国を出発した。出発前に記者団に「多くの国が米国を利用してきたが、もうなくなる」と述べた。貿易や安全保障で米国の負担が大きく不公平との不満をかねて示しており、各国首脳との会談を前に改めて表明したとみられる。

 トランプ氏は26日、米テレビ局のインタビューで、「日本が攻撃されれば、米国は第3次世界大戦を戦う。でも、我々が攻撃されても、日本は我々を助ける必要はない。彼らができるのは攻撃をソニーのテレビで見ることだ」と主張。日米安全保障条約は不平等だと不満を表明した。北大西洋条約機構(NATO)の軍事費負担についても「ドイツは払うべき額を払っていない」と語り、米国の負担が重すぎると訴えた。

 米国防総省で日本を含むアジア太平洋政策を統括するシュライバー国防次官補は26日、ワシントンでの講演で、日米安保条約に対するトランプ氏の発言を問われ、「安倍(晋三)首相は地域の安全保障に積極的な取り組みを語り、同盟の能力はますます高まるだろう」と語った。(ワシントン=渡辺丘)