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 イランのエブテカール副大統領(女性・家庭環境担当)が27日、東京都内で講演した。イランによる核合意の履行停止はあくまで一時的なものだとしたうえで、「(米国との緊張関係が)エスカレートすることは避けたいが、自分たちの身は自分たちで守る必要がある」と述べ、イラン政府の立場の正当性を主張した。

 トランプ米政権との緊張が高まっているイランは、7月7日に核合意のさらなる履行停止に踏み切る可能性が強まっている。

 エブテカール氏のこの日の講演のテーマは、イランでの女性の自立と地位向上についてだったが、米イラン情勢についても自ら言及した。トランプ氏は直接交渉に前向きな姿勢を示しているが、「脅されている中で交渉に応じられるはずがない」と語った。

 その後の記者会見でも、「米国が多国間の合意から一方的に抜けた」と指摘。核合意当事国の英仏独のほか日本を含む国際社会がイランの立場を理解して支持することを求めた。

 エブテカール氏は1997年から8年間、女性としてイラン初の副大統領と環境庁長官を務め、2013年から再び同じ二つのポストに就いている。(鎌田悠)

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