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 張栩名人への挑戦権を争う第44期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は27日、第7ラウンドの残り2局が打たれ、東京・市ケ谷の日本棋院の河野臨九段対羽根直樹九段の首位攻防戦は、河野が黒番中押し勝ちを収め5勝1敗とし、単独首位を守った。羽根は3勝3敗と後退し、挑戦者争いから脱落した。大阪・梅田の日本棋院関西総本部であった前名人の井山裕太四冠対孫喆(まこと)七段の一戦は、井山が黒番中押し勝ちして4勝2敗とし、2位をキープした。

 第7ラウンドを終えて、首位の河野を井山、芝野虎丸七段、山下敬吾九段の3人が星一つ差の4勝2敗で追うデッドヒート。残るは各2局。7月の第8ラウンド最大の注目局は、河野と井山の直接対決。2人は現在本因坊戦七番勝負で争っており、河野2連勝のあと井山が3連勝し、来週に第6局がある。その翌週に第7局、さらにその翌週7月18日に名人戦リーグでぶつかる。河野は「井山さんに3連敗しているが、決して悲観していない。いい形で名人戦リーグに臨みたい」と、対井山3連戦に意欲をのぞかせた。一方、井山は「最初1勝2敗だったことを思えば、現時点で挑戦者争いに絡めているのはよかった。河野さんは一番打てている棋士。悔いのないように戦いたい」と話した。