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 北アフリカ・チュニジアの首都チュニスで27日、自爆テロとみられる爆発が2回あり、内務省は警察官1人が死亡、市民ら8人が負傷したと発表した。過激派組織「イスラム国」(IS)系列のアマク通信は同日夜、「2人のIS戦士が治安当局を攻撃した」と報じた。

 現地報道によると同日昼前、中心部をパトロール中の警察官の近くで何者かが自爆。その直後、近くの警察施設付近で別の人物が自爆した。AFP通信は内務省報道官の話として、2人の実行犯は男だと伝えた。

 チュニジアでは2011年1月、市民の大規模なデモでベンアリ独裁政権が崩壊。治安が悪化し、テロが相次いだ。15年3月にはチュニスの国立バルドー博物館が襲われ、日本人を含む観光客ら22人が死亡。同6月にも北東部スースのリゾートホテルで宿泊客ら38人が死亡した。

 チュニジアからISなどの過激派組織に加わった者のうち約1千人がすでに帰国したとされ、当局は警戒を強めていた。(カイロ=北川学)