香港ファンド、JDI出資決定 条件付きで先行き不透明

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高橋諒子、笹井継夫
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 経営再建中の液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)は28日、出資の受け入れ交渉をしていた香港の投資ファンドオアシス・マネジメントが161億~193億円の出資を正式決定したと発表した。中国の大手投資会社ハーベストグループも27日に522億円の出資を正式決定しており、新たな金融支援の枠組みづくりは前進した。ただ、出資に条件が付いており、先行きに不透明感も残る。

 JDIは、オアシスが27日までに出資に必要な手続きをとると説明していたが、詰めの作業が長引いていた。オアシスは出資の条件として、①JDIの主要顧客から、製品の購入中止や購入量の大幅削減に関する通知を受けていないこと②JDIの株価が出資の完了までに30円を下回らないこと③JDIが受ける金融支援の総額が600億円以上になること――などを挙げている。

 関係者によると、ハーベストが出資する522億円のうち1億ドル(約107億円)は、JDIの主要顧客の米アップルが負担する方向。アップルは重要な取引先であるJDIの再建を支えるため出資者に加わる意向だが、JDIは28日未明の時点で、「(主要顧客を含む)投資家から出資の確約を得ているものではなく、出資を確保できない可能性がある」としている。

 JDIは4月、ハーベストと…

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