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 参院選が4日、公示された。改選数2の広島選挙区には、現職2人、新顔5人の計7人が立候補を届け出た。年金問題や憲法改正、地域の活性化策などが主な争点となりそうだ。自民が21年ぶりに2人を擁立するなど、激しい選挙戦が予想される。投開票日は21日。

 河井案里氏は広島市中区の平和大通り沿いで出陣式に臨んだ。自民党組織運動本部長の山口泰明衆院議員が駆けつけ、「全国の複数区で一番厳しいのが広島。ぜひ2議席目に押し込んで頂きたい」と述べた。推薦する公明の衆院議員や県議らも集まった。

 泉安政氏は県庁前でマイクを手に有権者に訴え、期日前投票所が設けられる中区役所などを回って付近でポスターを貼り、演説した。

 玉田憲勲氏は広島市中区の八丁堀交差点で第一声。JR横川駅前などでも訴え、午後からは同市内の医院で診察にあたった。

 高見篤己氏は広島市中区の原爆ドーム北側で出発式。陣営幹部は「核兵器廃絶という広島の願いのために、共産の躍進を」と述べ、第一声の場所に込めた思いを強調。比例区候補への支持拡大も訴えた。

 加陽輝実氏は、立候補を届け出たあと、県庁そばの歩道で報道陣に対して選挙戦で有権者に訴えたいことを語った。

 森本真治氏は広島市中区の広島城南側の広場で出発式に臨んだ。国民民主、立憲民主の県連幹部に加え、複数の野党勢力でつくる政治団体代表の佐藤公治衆院議員や、湯崎英彦知事も出席。県連推薦から党推薦に切り替えた社民の県連幹部も応援演説をした。

 溝手顕正氏は広島市中区の旧広島市民球場跡地で出陣式をした。湯崎知事や県連会長の宮沢洋一参院議員らがあいさつ。岸田文雄政調会長もメッセージを寄せた。寺田稔氏や平口洋氏ら県内選出の国会議員や、県医師連盟委員長らも駆けつけ、支持を訴えた。

超高齢化社会 対応する 河井案里氏

 今回の選挙では自民党の見苦しい分断に気を奪われないでほしい。もっと大きな問題がある。子どもたち世代は100歳以上まで生きるが、日本は超高齢化社会、科学技術の進歩に対応した国づくりを行ってきていない。新しい価値観を作る必要がある。国がビジョンさえ示せば、皆様がその可能性を花開かせてくれると信じている。それができるのは自公連立、安倍政権だけだ。

安心して働ける場作る 泉安政氏

 働く者こそ社会の主人公だが、粗末に取り扱われ、長時間・過密な労働で職場うつ、過労死が後を絶たない。安倍政権下で地価や物価は上がったが、働く者の平均賃金は低下した。

 働く女性たちが必要とするのは、安心して働ける職場や預けることができる保育所の拡充。年金問題では、現役世代での大きな賃金格差を老後にまで持ち込むような現在の年金制度を変革しなければいけない。

定数削減し公費削減を 玉田憲勲氏

 私の公約はただ一つ。任期中の6年間、国会には行かず、1円の公費もいただかないこと。みなさまの一票と私の信念があれば100%成し遂げられる。

 国会議員が、自らの身を切る議員定数削減をするとした約束を破り、(参議院を)6議席も増やした。私の公約によって、与野党がなしえなかった国会議員の定数削減による公費削減をし、さらに、民主主義の回復をしたい。

憲法改悪 絶対許さない 高見篤己氏

 安倍政権の暴走をこのまま許していいのか、新しい希望ある政治への扉を開くのかが問われる大切な選挙。まず安心できる年金を作っていく。年金問題が選挙の大争点へと浮かび上がってきた。選挙で安倍政権を少数に追い込み、消費税の10%への増税を中止させよう。戦争する国づくりではなく、憲法9条をいかした平和外交へと、日本の針路を切り替える。憲法の改悪は絶対に許さない。

受信料拡大 阻止したい 加陽輝実氏

 インターネットによる選挙運動を行う。NHKの集金人によって、年金暮らしのお年寄り、ひとり暮らしの学生などに厳しい取り立てが行われており救済したい。NHKは受信料拡大の方向で動いているが、阻止するために戦う。NHKを見ていないのに受信料を取られるといった問題解消のため、スクランブル放送の実現をめざす。ワンイシュー政党なので、NHKの問題に絞り、訴えていく。

県民の暮らし・安全守る 森本真治氏

 今回は、なにより政治の信頼を取り戻し、もう一度国民に希望を与えていくための選挙。広島の思い、声を国政に届けていく。

 県民の暮らしや安心安全を守っていく。早期の防災対策は当然として、復旧復興でも国との架け橋となり、しっかり取り組む。年金や子どもたちの未来を守る。平和についても、これからも核兵器のない世界の実現を訴え、憲法9条も大切にしていきたい。

災害備え住環境変える 溝手顕正氏

 過去数十年の政治生活で学んだ、地方の心を大切にする、ということを軸に戦う。市町の首長や議員らと連携し、議論し、成果を上げたい。広島市と福山市が役割を分担して元気になれば広島全体が元気になる。そうした動きに協力したい。我々の国土は災害に弱いが、県土を、住環境をしっかりしたものに変え、備えていく。防災担当相を経験した私の、郷里へのお返しになると思う。