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 欧州は南部を中心に強い熱波に見舞われ、フランスでは28日、過去最高の45・9度を記録、スペイン、イタリアで死者が出た。

 仏南部のガール県では45・9度まで上昇。猛暑で1万5千人の死者を出した2003年夏に記録した44・1度を更新した。仏メディアによると、仏全土で4千校が休校などの措置をとったほか、政府が外出を避けるよう呼びかけた。水死も増えているといい、政府が注意喚起している。

 AFP通信によると、スペイン南部アンダルシア州で28日、屋外で収穫作業をしていた17歳の少年が暑さでめまいを起こし、近くのプールに入ったところ、けいれんを起こして死亡。ほかにも93歳の男性が日射病で亡くなった。

 イタリアメディアによると、ミラノの中央駅近くでホームレスの72歳の男性が死亡しているのが27日、見つかった。同国ではフィレンツェや北部の山間部で、最高気温が40度に達した。

 仏紙ルモンドは、地球温暖化によって「今世紀半ばには熱波の頻度は2~3倍に増える」といった科学者の予想を伝えている。(疋田多揚、河原田慎一)