日本政府、南アフリカに2億円 海洋プラごみ対策で協力

プラごみ危機G20大阪サミット

竹下由佳
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 安倍晋三首相は29日、南アフリカのラマポーザ大統領と大阪市内で会談し、南アでの海洋プラスチックごみ対策支援のために、日本政府が3年間で約2億円の無償資金協力をすることで合意した。

 海洋プラごみ対策は、28~29日の主要20カ国・地域首脳会議G20サミット)の主要テーマの一つ。日本外務省によると、生分解性プラスチックなどの代替素材の利用を増やすための機材の導入を後押しするほか、研究者や専門家を派遣し、南ア政府の行動計画づくりを支援するという。リサイクルやごみ分別を南ア国内で広めるため、日本のNGOも派遣する。

 首相は27日には、大阪で会談したエジプトのシーシ大統領と、同国で海洋プラごみ対策の支援を行う国連工業開発機関(UNIDO)に日本が約4300万円を拠出することで合意。日本政府はインドネシアにも支援を決めている。(竹下由佳)

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