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 認知症になっても、「その人らしさ」はちゃんと残っている――。自然豊かな神奈川県藤沢市で暮らし、認知症の母親を介護する日常を温かくユーモラスにつづった「99歳母と暮らせば」が6日から横浜シネマリン(横浜市中区)で上映される。監督の谷光章さん(73)は「介護する人もされる人も、ともに幸せに暮らせる介護を考えるきっかけになれば」と話す。

 戦前に建てられたという家で、白寿の誕生日を家族と祝う2年前のシーンから映画は始まる。電子レンジで温めたものを黒こげにしてしまったり、排泄(はいせつ)を失敗したりする母千江子さん(101)の日々を映し、認知症のリアルな姿を描いている。「腰が痛いからもんで欲しい」とせがむ千江子さんに「1時間千円もらおうか」と谷光監督。「親子やから10円や」と千江子さんも負けじと掛け合うほほえましい場面もある。何げない日々を淡々とつづり、自宅近くの公園に咲く花や緑を織り交ぜる。移りゆく季節や母との穏やかな時間を表現した。

 谷光監督が藤沢市の実家に移り住んだのは4年前。作品ではなく、自分自身の記録のため、千江子さんの撮影を始めた。しかし、「認知症による症状だけでなく、面白い会話やエピソードもある」。介護をテーマとした一つの作品になるのではないかと思い立ち、1年間カメラを回し続けた。

 同居する前、時折実家に帰ると…

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