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 令和では、ひこうきのじこがおこりませんように――。御巣鷹の尾根(群馬県上野村)に日航機が墜落して520人が亡くなった事故からまもなく34年。29日、藤岡市藤岡の藤岡公民館で、遺族や地元の小学生らが事故前夜の8月11日の追悼行事で流す約70個の灯籠(とうろう)を作った。

 遺族5人のほか、地元小学生や藤岡青年会議所のメンバーら約70人が参加した。和紙に「空の安全」「いつまでも幸せで」と思い思いの言葉を書き、木製の枠組みに貼り付けた。

 先妻の由美さん(当時24)を亡くした工藤康浩さん(59)=東京都足立区=は、飛行機の窓から最後に見えたであろう夕焼けで茜(あかね)色に染まった御巣鷹を描いた。「大切なのは忘れないこと。100年後に向け、事故の記憶をつなぎたい」。息子の健君(当時9)を亡くした美谷島邦子さん(72)は「一緒に取り組んだ子どもたちと絆を紡げたと思います」と話した。(山崎輝史)