拡大する写真・図版 男子110メートル障害決勝で、競り合いながら最後のハードルを越える1位の高山峻野(左)と2位の泉谷駿介=林敏行撮影

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(30日、陸上・日本選手権 男子110メートル障害)

 ゴール寸前の1000分の2秒差で男子110メートル障害の明暗が分かれた。高山と隣レーンの泉谷がほぼ同時に胸を出し、記録はともに日本タイの13秒36。軍配は着差ありで高山へ。ハイレベルな頂上決戦を制し、2大会連続の世界選手権代表入り。「負けた感じがした」と胸をなで下ろした。

 成長著しい19歳にスタートは遅れをとった。「予想より前に出られて焦った」。追いかける展開も得意の後半に加速し、競り勝った。4週間前に自身が出した日本記録を再び刻んだ。

 前日の準決勝でフライングで失格になった金井を含めた現役の日本記録保持者は3人に増え、競争は激しさを増す。「みんなで競り合ってタイムを更新していきたい」と高山。前回の世界選手権は予選敗退だっただけに、「準決勝の景色を見て日本に帰りたい」。