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 安倍晋三首相は30日、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)出席のため来日中のサウジアラビアのムハンマド皇太子と大阪市内のホテルで昼食を挟み約2時間会談した。サウジは来年のG20サミットの議長国。首相がサウジと敵対するイランを訪問したことも踏まえ、中東情勢安定に向けて緊密に協力していくことで一致したという。

 両氏は石油依存からの脱却を目指して2年前にサウジが打ち出した経済改革に日本が協力する「日・サウジ・ビジョン2030」を推進することも確認した。

 ムハンマド皇太子は、昨年10月にサウジ人記者のジャマル・カショギ氏が殺害された事件への関与が指摘されている。日本外務省は、今回の会談で事件について取り上げることはなかったと説明した。

 首相は、G20関連の行事をすべて終え、30日午後、政府専用機で帰京した。