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 熊本県内では30日、断続的に強い雨が降り、10市町村の約9万1千世帯、約22万人を対象に避難勧告が出た。午後5時現在、人的被害などは出ていないという。

 同県益城町を流れる岩戸川は水位が上昇し、木山川と合流する付近であふれ、周囲の水田に流れ込んだ。田植えが終わった田一面は濁った湖のようになった。

 川の水があふれた付近は、2016年4月の熊本地震で傷んだ堤防の復旧工事を終えた場所。川沿いの道路のアスファルトがはがれたため、重機で取り除く作業が行われたほか、農家が水田に流れ込んだゴミを除去する作業に追われた。

 岩戸川の近くに住む男性(66)は「朝起きると堤防の1メートルほど下まで水が来ていて、しばらくするとあふれた。ここは毎年のように水があふれる」と話した。(神崎卓征、井岡諒)