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 主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の夕食会で、議長を務める安倍晋三首相が、大阪城にエレベーターを付けたのを「大きなミス」と発言したことをめぐり、大阪市の松井一郎市長は30日、「場を和ませようとして、そういう冗談を総理があいさつに取り入れられたんだと思う」と述べた。府庁で記者団に語った。

 首相は28日に大阪城公園(同市中央区)内で開かれた夕食会で、大阪城の歴史に触れつつ、「一つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました」などとあいさつ。バリアフリーの観点などから、SNSなどで首相の発言を疑問視する声が上がっていた。

 松井市長はこの日、発言の意図について「これはもうシャレですよ。場を和ませるための」とし、「ただ、そのシャレがすべったということだと思う。だからちょっと(首相の)ギャグのセンスがなかったのかなと。ようはそういうことだと思う」と語った。

 大阪城の天守内には2基のエレベーターがある。1931年の再建当初からあり、そのうち1基が97年に完工した「平成の大改修」で、最上階(8階)まで延長された。(吉川喬)