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 薬をのめば恐怖の記憶を忘れ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状も和らぐ――。東京大の喜田聡教授らは2日、マウスによる実験で、こんな効果が確認できたと発表した。人間に応用できれば、PTSDの新たな治療法になる可能性があるという。

 PTSDは、生死に関わるような危険など、強い恐怖体験がきっかけで発症する。その時の記憶が繰り返し思い出されて、恐怖を感じる。医師に体験を何度も話すことで症状を軽くする治療法が有効だが、長い時間がかかり、負担も大きい。

 喜田さんらは、小さなマウス(約30グラム)を、体が大きく周囲を威嚇するマウス(約40グラム)に1日10分間、10日連続で近づけて、恐怖体験を覚えさせた。

 小さなマウスはPTSDの状態…

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