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 原子力規制委員会は31日、関西電力高浜原発(福井県)の津波対策の一部について、審査をやり直す方針を決めた。昨年12月にインドネシアで起きた火山噴火に伴う津波を受けて、津波警報が出ない場合でも設備の安全を確保できることを確かめるよう関電に求めていた。関電は9月までに再審査を申請する。

 関電は高浜原発での津波について、地震と海底地滑りが同時に起きるケースを想定。大津波警報が出た場合に海水を取り込む取水路の門を閉めて浸水を防ぐなどの対策をとり、規制委も妥当と認めていた。規制委が今年1月、警報が出ない津波の対策を再評価するよう関電に求め、安全設備などに影響する可能性が判明した。規制委はこれを新知見と認定し、改めて審査が必要と判断した。

 影響があるのは4基が稼働する場合に限られるため、規制委は運転中の3、4号機の停止は求めないが、再審査をふまえた対策を取り終えるまで1、2号機は再稼働できない。