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 岡山県総社市は、認知症の人が事故を起こした時に備え、民間の保険を活用した補償制度「認知症事故救済制度」を8月から始めた。認知症の人は思わぬ事故を起こすことがある。認知症の人と家族が、地域で安心して暮らすための支えの一つにする狙いだ。

 総社市が民間の保険会社と契約を結ぶ。認知症の人が買い物中に商品を壊したり、自転車に乗っていて事故を起こしたりした場合に、保険金が支払われる。親族らへの損害賠償請求も補償対象になる。最大3億円まで補償され、被害者に弁護士が対応する示談交渉のサービスもある。ただし、自動車運転中の事故や、事故に至らない鉄道線路内への立ち入りによる遅延・運休の損害賠償は対象外だ。

 総社市が2016年に始めた認知症の人を地域で守る仕組み「SOS(そうじゃ・おかえり・サポート)システム」に登録している在宅の認知症の人が、自動的に救済制度の対象になる。1人あたりの年間保険料は1040円だが、市が全額負担し、自己負担はない。

 7月末に開かれた説明会では、…

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