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 栃木県日光市大桑町の東武鬼怒川線沿いの休耕田で淡いピンクや白色のハスの花が見ごろを迎えている。近くで農業を営む星貞光さん(81)、美智子さん(76)が15年ほど前、「地域の人たちにちょっとした癒やしになるような風景をつくろう」と休耕田で植栽したのがきっかけで群生。見ごろはこの1週間という。

 濃い黄緑の葉の間から高さ1・5メートル程度まで茎が伸び、淡いピンクの花びらが風に揺れる。時折、蒸気機関車「大樹」や電車が通り始めると、集まったアマチュアカメラマンたちのシャッター音が響き出す。

 近くに住む江口百子(ももこ)さん(82)は「夏になると、ハスが咲いて心洗われる風景を楽しんでいます。ひっそりとしたこの辺りがにぎやかになるのもうれしい」と目を細めた。(梶山天)