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 東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国との外相会議が7月31日、バンコクで開かれた。中国は南シナ海問題をめぐり、ASEAN諸国に周到に働きかけるとともに、会議でも関係の良好ぶりをアピールしたが、ベトナムなど一部の加盟国の反発も根強い。

 「すべての関係者が真摯(しんし)に話し合った結果だ」。中国とASEANの外相会議の冒頭、中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相は、南シナ海での各国の活動を規制する「行動規範」(COC)について、初案の第1段階の協議が予定より早く終わったと明かし、ASEANとの良好な関係を誇示した。南シナ海の軍事拠点化が批判されている中国にとっては、問題の平和的解決への「進展」を示す材料になった。

 ASEANを代表して中国との調整を担ったのはフィリピンだ。中国は23日に羅照輝外務次官らによる代表団をフィリピンへ派遣。昨年に両国首脳が合意した石油や天然ガスなどの共同資源開発に向け、協力を進めることで一致した。

 王氏も30日にバンコク入りすると早速、ロクシン外相と会談。「調整国としてフィリピンは積極的に貢献している。共に地域の安定を進めたい」と持ち上げ、フィリピン重視の姿勢を鮮明にした。

「カンボジアと密約」報道

 ASEANの会議の声明はここ数年、南シナ海問題で中国の名指しは避けながらも、「懸念」の表現を盛り込んできた。中国はこうした表現を緩めようと、中国寄りの加盟国への働きかけも強めている。

 その代表格がカンボジアだ。中…

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