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 理化学研究所は31日、iPS細胞を使った臨床研究を主導してきた生命機能科学研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダー(58)が同日付で退職し、目の再生医療などを進める企業「ビジョンケア」(同市)に8月1日付で移籍すると発表した。

 高橋さんは2006年から理研に在籍。14年に世界で初めて、iPS細胞から作った細胞を患者に移植するなど研究を進めた。

 ビジョンケアは17年に設立され、高橋さんは同社の最高技術顧問を兼務してきたが、再生医療の早期の実用化に専念するため、完全移籍を決めたという。

 高橋さんは「これまでの研究経験を活(い)かし視覚障害を克服する医療開発により一層の貢献ができるよう、邁進(まいしん)して参りたい」とコメント。同センターの西田栄介センター長は「全力で応援し、協力して参りたい」とした。