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 自分が亡くなった後、子は暮らしていけるのだろうか――。高齢の親が、中高年のひきこもり状態の子と暮らす「8050(ハチマルゴーマル)問題」に直面する親たちの、切実な悩みです。関西地方の80代の母親は、自らを責めつつ、何とかしようと奔走しています。〈扉の向こうで〉

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 朝起きて、夜寝る。一日三食。きれい好きで、掃除や入浴もする。散髪には一人で行く。コメなど重いものが必要な時はスーパーに行ってくれる。ただ、日中の大半は書斎のパソコンでゲームやネットサーフィンをして過ごす。

写真・図版

 この母の、10年以上ひきこもり状態にある50代の息子のことだ。都市部の一軒家で同居している。夫は約10年前に他界した。

 「勤め人なら定年に差し掛かる時期やね。そんな年で仕事を始めるのは難しいと思うけれど、何とか独り立ちをしてほしいわ」

 母は大学を卒業後、国家資格を生かして70歳まで働いた。姿勢が良く、はきはきと話し、年齢を感じさせない。年金暮らしだが、自宅などのローンの返済は終わり、経済的には落ち着いている。

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 息子は専門学校を中退。20代前半で就職するも、激務を理由に3年で辞めた。再就職先の企業には15年以上在籍したが、40代前半で退社。最後は「追い出し部屋」のような職場で冷遇されていたという。

 その後、ハローワークなどで仕事を探したが、新たな職には就けていない。

 「昔から夫婦とも忙しく、あま…

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