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 自分の家では話ができるのに、学校など特定の場所で声が出せなくなる――。そうした「場面緘黙(かんもく)」について教員や保護者らに知ってもらおうと、専門家による講演会が3日、岐阜県大垣市である。「早く発見して専門的なケアを受けることが大切」と、当事者への理解や支援を求めている。

 場面緘黙を経験した年中児~高校生の子どもをもつ「ぎふ場面緘黙親の会」が、初めて講演会を開く。

 親の会は2016年に発足した。学校などで話ができないほか、学校のトイレに行けなかったり、みんなの前で給食を食べられなかったりと、深刻なケースがあるという。代表の宮田静香さん(41)は「『心配しすぎ』『見守りましょう』などと言って放っておくと、改善が難しくなる。学校や園の先生に気付いてもらい、適切な支援を受けることが大切」と話す。

 大垣市スイトピアセンターで午前9時半~午後0時半。無料。長野大准教授で臨床発達心理士の高木潤野さんが講演する。場面緘黙を経験した高校3年の男子生徒も、思いを語る。問い合わせは、メール(hanesoratsuki@gmail.com)へ。(高木文子)