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(1日、高校野球南北海道大会 札幌大谷11―0札幌あすかぜ)

 三回裏、満塁本塁打を打たれた直後、札幌あすかぜの野沢歩希投手(3年)は前を向いた。頭にあったのは「次をどう抑えるか」。後続を投ゴロに打ち取って回を終わらせた。3年間で最も成長した「気持ちの切り替え」が発揮された場面だった。

 自宅から往復3時間かけての通学だったが、1度も遅刻せず、真面目に野球に取り組んだ。「今日が一番良い球だった」と川村裕監督も認める出来だったが、札幌大谷打線にのみ込まれた。「努力が足りなかった。もっと野球を続けてうまくなりたい」。試合後、次の野球人生に向かって前を向いた。(前田健汰)