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 茨城県常総市は、市内から知的障害のある児童や生徒が通う県立結城特別支援学校(結城市)について、災害時に福祉避難所として利用できるよう定めた協定書を、同校と締結した。4年前の豪雨水害の教訓を生かし、不慣れな環境での生活をストレスに感じる障害の特性に配慮した。

 市などによると、4年前の水害時、子どもが夜中に大声を上げるためにほかの避難者に苦情を言われたり、集団生活のトラブルを恐れて指定避難所に行かず車中泊で過ごしたりと、障害のある子と保護者が困難に直面したという。

 同校は結城市民の指定避難所で、これまで同市外から特別支援学校に通う子どもの避難所としての利用は想定していなかった。そのため常総市と同校は、市内から同校に通う26人の児童・生徒を対象に、慣れ親しんだ環境で過ごせるよう協定を結んだ。音楽室など特別教室の使用を想定している。

 特別支援学校については市外から通う児童・生徒も多いことを踏まえ、常総市と同校は、ほかの特別支援学校や自治体にも、知的障害のある子どもが普段通う支援学校を福祉避難所として使えるよう働きかけ、災害時の支援態勢を整えたいとしている。