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 世界遺産で有名なペルー・マチュピチュ村と友好都市提携を結んだ福島県大玉村。先月の村議会で、「大規模太陽光発電施設の設置を望まない宣言」を可決した。建設ブームの波が村にも押し寄せ、のどかな農村の景観を失いかねないとの危機感がある。

 宣言はメガソーラーについて、「自然景観に著しく違和感を与える」としたほか、伐採による土砂災害や、事業終了後の廃棄物処理を心配する内容になっている。法的な拘束力はないが、環境省によると、全国的にも珍しいという。

 同村は安達太良(あだたら)山の裾野に位置し、田畑が広がる8700人の農山村だ。マチュピチュ村の約70年前の村長が大玉村出身の移住者だった縁で、2015年に世界で初めて友好都市提携に至った。

 63自治体・地域が加盟する「日本で最も美しい村」連合にも名を連ねるが、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まった12年以降、全国各地と同じように、太陽光発電施設の建設が進む。事業面積が1ヘクタールを超える施設が3カ所で稼働し、さらに3カ所で建設・計画中という。

 いずれも県外業者が進出し、今…

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