大坂、ウィンブルドン初戦敗退「若さを言い訳にしない」

遠田寛生
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 テニスの4大大会第3戦、ウィンブルドン選手権が1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕し、女子シングルス1回戦は世界ランキング2位で、第2シードの大坂なおみ日清食品)が、世界39位のユリア・プティンツェワ(カザフスタン)に6―7、2―6で敗れた。4大大会での初戦敗退は2017年の全仏以来。大会後発表の世界ランキングで、1位に返り咲く可能性が消滅した。

 大坂は序盤から積極的にネット前に出るなど攻撃的にプレーしたが、遅いスライスやドロップショットなど多彩なボールを打ってきた相手にペースをかき乱され、要所でミスを連発。凡ミスを示すアンフォーストエラーは38を数え、過去2戦2敗の相手に屈した。

 ショックが大きく、会見では口数も少なかった。「今日はあまり良いプレーができなかった。彼女は多彩なショットを打ってきて難しかった」などと話したが、感情がこみ上げてきたのか、会見途中で進行役に「退室してもいい? 泣きそう」と頼み込み、切り上げた。(遠田寛生)

     ◇

 大坂なおみは21歳。好不調の波は年齢のせいかと聞かれ、「自分は若さを言い訳にして逃げるような人間ではない。いいこともたくさん達成してきた。今日はあまり良いプレーができなかった。彼女とは2度対戦していて実力に驚きはない。多彩なショットを打つので難しい」。

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