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 地震などの大規模な災害が起きた時に復旧を相互に支援する協定を、長崎県対馬市と岡山県総社市が結んだ。同時に被災する可能性が低い遠距離の自治体同士で締結することで、復興を迅速に進める狙いがある。

 協定は、災害時に食料などの生活必需品を送ったり、応急対策に必要な職員を派遣したりする内容。両市は2014年、鹿児島県南種子町を含む3市町で、神事にも使われる古代米「赤米(あかごめ)」の文化を生かした町づくりを進める「赤米伝統文化交流協定」を結んだ間柄だ。

 総社市は昨夏、西日本豪雨による水害に遭い、広範囲で被災した。復旧作業に必要な物資が不足し、ボランティアが現場に入れないこともあった。そうした状況の中、対馬市は総社市の要望を受けて安全靴などの救援物資を送ったほか、人的支援もしている。

 6月23日に対馬市役所であった協定の締結式で、総社市の片岡聡一市長は「広範囲で災害が起きた時には、遠く離れた相思相愛の関係が大事だと思い知らされた。対馬にもしものことがあれば、いの一番に駆けつけるのが総社市でありたい」と話した。(対馬通信員・佐藤雄二)