早朝に飛び乗った新幹線の席について、注ぎたてのコーヒーでほっと一息――。そんな光景がじわり変化している。「駅ナカ」店舗に押される中、JR東日本は車内での販売を6月いっぱいで取りやめた。一方で、JR東海と西日本が運行する東海道・山陽新幹線では、そのサービスを進化させていた。なぜ判断が分かれたのか。背景を探った。
新幹線出張が多い東京都内に住む会社員の男性(31)。行きの車内で最初に回ってくるワゴン販売でホットコーヒーを買い、それを飲みながら資料確認するのが「出張の儀式のようなもの」という。
JR東の販売中止について聞くと、「缶コーヒーとは香りが違う。乗車前にコーヒースタンドに寄るのは面倒だし、途中でお代わりが欲しくなったらどうすればいいの」と残念がる。
コーヒーの車内販売には、新幹線が開業する前からの長い歴史がある。
JR東管内で車内販売を手がけ…
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朝日新聞社会部