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 大阪府警吹田署の千里山交番前で巡査が襲われ、拳銃が奪われた事件で、血痕の付いたTシャツが交番から北東約600メートルの路上で見つかっていたことが捜査関係者への取材でわかった。防犯カメラの映像などから、飯森裕次郎容疑者(33)=強盗殺人未遂容疑で逮捕=が事件から約1時間後に捨てたとみられる。吹田署捜査本部は証拠隠滅を図ったとみて調べる。

 大阪地検は2日、飯森容疑者の刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置を大阪地裁に認められたと明らかにした。期間は2日から10月7日までの約3カ月間。

 府警によると、飯森容疑者は6月16日午前5時35分ごろ、吹田市千里山霧が丘の千里山交番の駐車場で、古瀬鈴之佑(こせすずのすけ)巡査(26)の胸を包丁で刺すなどし、実弾入りの拳銃を奪った疑いがあるとして逮捕された。

 捜査関係者によると、事件から3日後の同19日、吹田市千里山月が丘の側溝内で、血の付いた白色の半袖Tシャツを捜査員が見つけた。周辺の防犯カメラを分析したところ、同16日午前6時40分ごろ、Tシャツを捨てたとみられるという。その後、防犯カメラには黒色のTシャツ姿が映っており、飯森容疑者が着替えを用意していたとみられる。

 府警によると、飯森容疑者は調べに対し、黙秘を続けている。ただ、体調についての問いかけには、うなずくなどしているという。