[PR]

 昨年9月の台風21号で船舶が衝突した兵庫県西宮市の鳴尾橋(県道芦屋鳴尾浜線)で2日、損傷した橋桁(長さ約60メートル、重さ約420トン)の撤去工事があった。台船の上に2段重ねの油圧ジャッキを3列並べ、橋の下から持ち上げるという珍しい工法。この日は干潮と満潮の潮位差が大きくなる大潮で、干満の差も利用して橋桁を取り外した。

 鳴尾橋は阪神高速湾岸線の側道に架かり、同市の甲子園浜と鳴尾浜を結ぶ長さ約1・2キロの海上の橋。架け替え工事のため先月から通行止めになっていた。

 橋桁のジャッキアップはこの日昼過ぎから始まった。油圧ジャッキで約4・2メートル持ち上げ、さらに潮の干満の差も利用して、元の高さより計約5メートルほど上昇させてから橋から取り外した。損傷した橋桁は今後、陸上に揚げて解体する。

 新たな橋桁の架設は今月中旬。舗装や照明灯設置の工事をした後、9月末に通行再開の予定だ。(西見誠一)