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 福井県鯖江市の地域おこし協力隊員に、同県敦賀市出身の根本楓さん(29)が就いた。自身も空き家に住み込み、市内の空き家の実態をつかんだ上で活用できる家を増やしていく。空き家に関する相談にものり、有効利用を通して地域の活性化につなげる。

 京都の大学を出た後、2016年からは大阪市内で人材紹介や広告を手がける会社の営業職だった。新しい政策に取り組む鯖江市に関心をもち、市が主催する空き家セミナーなどに参加するうち、市から隊員になってほしいと頼まれた。

 市建築営繕課によると、空き家を使いたいという相談は多いが、利用できる空き家は少ない。市が把握しているだけで約750軒あるが、家を売ったり貸したりすることに抵抗のある人も多い。活用できるのは20~30軒にとどまるという。

 根本さんには、活用できる空き家を増やすことも期待されている。任期は最長3年。2日に市役所で委嘱状を受け取った根本さんは「人が好きなのでコミュニケーションを大事にしたい。ぜひ、相談にきてほしい」と話していた。(南有紀)