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 自民党本部が、所属する衆参国会議員に「演説用資料」として配布した冊子が話題になっている。野党やメディアを「政権の揚げ足取りや批判ばかり」とやり玉にあげ、安倍政権の看板政策を詳細に発信する内容。受け取った議員から困惑する声が出ている。

 冊子は自民党本部が6月11日付で、各議員事務所に25部ずつ配布した。「野党や一部メディアで誤った情報を発信することが度々見受けられます」「報道では語られていない真実を伝える内容となっています」などと記した同党本部名の文書が添付された。文書には「インターネットメディア『テラスプレス』から発行されました」「参院選に向けた演説用資料としてご活用ください」とも記されている。

 冊子の題名は「フェイク情報が蝕(むしば)むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識」。A5判約140ページ。執筆者は書かれていない。野党の国会や記者会見などでの発言を「ご乱心」と批評。憲法改正や自民党総裁選などをめぐる報道への批判も展開している。

 自民党広報本部は朝日新聞の取材に対し、配布した事実を認める一方、入手の経緯などは明らかにしなかった。

 冊子を受け取った議員からは戸惑いの声があがる。

 ネットに詳しい中堅議員は「野党第1党の党首をイラストでからかい、自民党お墨付きの冊子として配布するのは政権党としてマイナス。副読本でなく、服毒本だ」と指摘。閣僚経験者は「自民党もここまで落ちたか……。しかし、読んで演説する議員も一定数いるんだろう」と漏らす。

 冊子を発行したというテラスプレスとは何ものか。

 「テラスプレス」のサイトは昨…

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