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【まとめて読む】患者を生きる・眠る「子どもの無呼吸」

 寝ている時に大きないびきをかき始めたのは1歳半。大阪市の中谷礼央斗(なかたに・れおと)くん(4)は、体が大きくなるにつれいびきの音も大きくなってきました。ついには「ガーッ、ハッ」と、寝ている時に無呼吸になり始めました。母唯(ゆい)さん(25)が医師に相談すると、意外な病名を告げられました。

1歳半から大きないびき

 大きないびきをかき始めたのは1歳半からだった。大阪市に住む中谷礼央斗くん(4)は2016年ごろ、寝るといつも「ガー」といびきをかいた。

 母唯さん(25)は最初気にも留めていなかった。一緒に住む家族もみんないびきをかいていたからだ。だが、礼央斗くんはいびきをかき始めた頃から、鼻がよくつまり、苦しそうな表情を見せることが目立つようになった。

 「いびきは、鼻がつまっているからかな」。唯さんは近くの耳鼻科に礼央斗くんを連れて行き、鼻づまりの治療をしたが、いびきはよくならなかった。

 礼央斗くんは2歳になった。体が大きくなるにつれ、いびきの音も大きくなった。走ると息切れをするようになった。夜中に苦しそうに何度も起き、まどろみながら座っては寝転ぶことを繰り返した。祖母(45)にもたれかかり、座りながら寝ることも多かった。

 3歳になって幼稚園に通い始めた。相変わらずいびきをかき、よく眠れないままだった。朝は幼稚園に向かうギリギリの時間に、何度も声をかけられてようやく起きる。機嫌が悪く、朝食を食べようとしなかった。

 同級生に比べて体が一回り小さく、身長は一番低かった。食べる量が少なく、幼稚園の先生からは「食べるスピードが遅いですね」と言われた。すする動作が苦手で、うどんは特に食べにくそうだった。食べやすい大きさにするよう工夫したが、礼央斗くんはあまり食に興味を示さなかった。

 また、いつも口を開けて呼吸することも気になっていた。唾液(だえき)が乾き、雑菌が繁殖して口臭が気になった。歯科医からは「できる限り口を閉じさせた方がいい」と言われるだけで、解決しなかった。

 さらに、耳の鼓膜の周辺で炎症が起きる中耳炎にかかり、音の聞こえが悪くなった。テレビを見ているときに「聞こえへん。音上げて」と言った。話しかけても「えっ?」と聞き返した。

 食事の遅さや機嫌の悪さ、体が小さいこと、口呼吸、中耳炎……。こうしたことが、眠りに関係しているとは思いもしなかった。

 実は「睡眠時無呼吸症候群」という病気が隠れていた。

空気の通り道、9割ふさがる

 大阪市の中谷礼央斗くん(4)…

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