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 大分県中津市の矯正教育施設「中津少年学院」の男性院生(18)が3日、点字翻訳した小説など7冊を市立小幡記念図書館に贈った。2003年に始まった社会貢献活動で、今回を含めこれまで14人の院生が61冊を寄贈した。同館は来週から貸し出しを始める。

 少年学院には、家庭裁判所から保護処分として送致された知的障害や情緒障害などのある少年らが入っている。現在は31人が社会復帰をめざしている。

 今回寄贈したのは、少年が読んで感動したという、咲セリさんの小説「フィナーレを迎えるキミへ」や絵本など。少年は小栗睦津世さん(67)の指導を受けながら、週1回2時間ずつかけて翻訳を続けたという。

 点字本を読んだ市視覚障害者協会の飯田康隆さん(68)は「一つ一つの点がきちっとおさえて打ってある」と評価。少年は「自分が作った本が目の不自由な人の役に立ってよかった」と話していた。(大畠正吾)