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 酷暑が予想される2020年東京五輪・パラリンピックに備え、JR東日本は3日、駅に病院とつながるテレビ電話を設けたり、看護師が待機したりするなどの熱中症対策を試行すると発表した。イベント対応で、JR東が医療機関と連携するのは初めてという。

 通常、駅で体調不良を訴える客に対しては、駅員が救急車を呼ぶなどしている。しかし、大会期間中は混雑が激しくなるうえ、外国人客も増えると予想されるため、医療機関との連携で素早い対応をめざすことにした。

 大会1年前に合わせた試行では、外国人患者の受け入れ態勢が充実している東京高輪病院や、JR東京総合病院と連携。都心部の駅に、テレビ電話を通じて病院側の診断を受けられる窓口を設ける。また、8月10日の神宮外苑花火大会では、最寄りの千駄ケ谷、信濃町両駅に看護師が待機する。

 このほか、熱中症予防の対策として、品川や信濃町、新木場など11駅に冷風機を増設し、効果を検証する予定だ。

 観客の輸送では、大会期間中に20線区で終電の延長を予定している。京浜東北や中央快速、中央・総武各駅停車、武蔵野、常磐、京葉、埼京各線は30~60分、山手や東海道、横須賀、総武快速などの各線は約90分の繰り下げを検討。具体的なダイヤは来年4月の発表を予定している。(細沢礼輝)