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 静岡工区が未着工のため2027年の開業が遅れると沿線自治体から懸念の声が出ているリニア中央新幹線について、静岡県の難波喬司副知事が3日、愛知県を訪問して静岡県の立場を説明した。

 難波氏によると、愛知県側は松井圭介副知事が対応。静岡県からは、南アルプスのトンネル工事による大井川の流量減少を懸念してJR東海と協議していることや、JR側から中間意見書の回答を待っていることを説明。愛知県側は「承りました」と応じたという。

 リニアについては、愛知県の大村秀章知事が「遅れは受け入れがたい」などとして静岡県の対応を批判。川勝平太知事は6月28日の会見で「静岡県の事情を全くご存じない」として「沿線自治体の首長に説明したい」と表明していた。難波氏は今後、沿線の自治体を訪問して順次説明していくという。(矢吹孝文)