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 愛知県豊田市の山あいの小原地区。7月下旬の午前、「おばら桜バス」のマークのついた白い乗用車の後部座席に、中山喜久代さん(82)が乗り込んだ。

 桜バスは決まった時間やルートがなく、利用者の求めに応じて運行するオンデマンドバス。中山さんは自宅そばから国道までの約3キロの距離を送ってもらい、国道沿いのバス停で路線バスに乗り継ぐ。この日は街なかの百貨店に出かけた。

 中山さんは10年前に夫を亡くし、田んぼや山に囲まれた自宅にひとりで暮らす。車は運転せず、通院や買い物はバス頼み。だが、バス停まで歩くのもひと苦労だ。「自分の足では40分以上かかるけど、車なら5分ほど。助かっています」

 桜バスの利用者は、160ほどの停留所から乗り降りする場所を選ぶ。料金は大人1回200円。運行は2009年に始まったが、2月から新運行システムをとりいれた。

 手がけたのは、トヨタ自動車とソフトバンクが共同出資し、移動サービスを提供する会社「モネ・テクノロジーズ」だ。モネ(MONET)とは、「睡蓮(すいれん)」で知られるフランス印象派の画家――ではなく、英語の「モビリティー・ネットワーク」にちなんだ。

 その役割は、自動運転の時代を見すえた新しい移動サービスの開発。当面は、桜バスのように有人車両を使った移動サービスを支えていく。23年にはトヨタが開発する自動運転の電気自動車のeパレットを使ったサービスに乗り出す。

 街を走るトヨタ車の車両データ…

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