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 オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚らの死刑が執行されてから、6日で1年となる。事件の教訓を伝え続けようと、執行を機に、新たに決意した人たちがいる。

 オウム真理教家族の会の永岡英子さん(71)は昨年7月、死刑執行の一報を信じられない思いで受け止めた。「なぜ事件を起こしたのか、本当の理由を聞きたかった」

 長男は大学1年だった1987年に入信。相談に乗っていた坂本堤(つつみ)弁護士の提案で89年10月、「被害者の会」を立ち上げ、夫の弘行さん(81)が会長に就任した。息子を連れ戻した後も信徒の脱会に力を注ぎ、弘行さんが教団の標的に。95年1月、猛毒の神経剤「VX」をかけられ、一時は意識不明の重体となった。

 同じ年に地下鉄サリン事件が起き、行方不明だった坂本弁護士一家は遺体で見つかった。「家族の会」と名称を変えて活動を続けたが、暴走を止められなかったことが悔しかった。夫妻はその後も公判に通い、脱会信徒を支援した。

「信者も被害者」カルトの悲劇もう二度と

 英子さんにはずっと「自分は加害者側の人間」という意識があったが、執行を機に吹っ切れた。ある元死刑囚の母親は認知症が進み、ニュースを見て「今日は息子がよくテレビに出てくるね」とつぶやいたという。悲しかった。「彼らも教団に取り込まれた被害者の面もあったのではないか。人が人を殺すのはもう十分です」と訴える。

 長年にわたって対外的な活動を…

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