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 富野由悠季監督「僕も『ターンAガンダム』の『月の繭(まゆ)』のところは涙が出るほど好きよ。でも作品としては対立構造を劇として展開しきれず、情緒的に終わってしまったなという感じがする。(最後の)ロランとディアナのところは、これで宮崎駿監督に勝ったかも知れないって部分はあるんだけど、作品として勝ってなければ勝った負けたとか言えないもん」

 かつて戦争で汚染された地球から月に移住し、そしていま地球への帰還を計画する「月の民(ムーンレィス)」。暗黒の歴史を忘れ、19世紀後半から20世紀初めのレベルの文明を営む地球の民。両者の軋轢(あつれき)と戦争を描いたのが「ターンAガンダム」(1999~2000年放送)です。

 それぞれの穏健派と武闘派が合従連衡をして絡み合う対立は、地球を破滅させ得る兵器「ターンA」と「ターンX」の最終対決の後、それぞれが矛を収める形で収束します。その終幕を、多数の登場人物の点描を重ねて約6分間で一気に見せるのが、名場面中の名場面「月の繭」。菅野よう子さん作曲・井荻麟(=富野由悠季)さん作詞・奥井亜紀さん歌の後期エンディングソング「月の繭」フルバージョンに乗せ、物語を美しく鮮やかにしめくくります。

 ある者は世界放浪へ、ある者は…

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