ビーナス破った15歳 世界313位が芝の聖地で快進撃

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遠田寛生
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 ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われているテニスのウィンブルドン選手権の女子シングルスで、初出場の15歳が3回戦進出を決めた。世界ランキングは313位のコリ・ガウフ(米)だ。

 3日の2回戦、相手は2017年大会の4強で30歳のマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)。常に主導権を握ったのはガウフだ。頭上から打ち下ろすサーブ、浮き上がるようなスピンがかかったフォアなど、パワーあふれるプレーで相手を振り回す。ブレークポイントすら握らせず、1時間9分で勝利を手にした。

 凡ミスを示すアンフォーストエラーは相手の半分以下となる10。勝利の瞬間、客席に向かってほえたガウフは「今なら誰にでも勝てる」と自信満々に言った。

 昨年の全仏ジュニアで優勝するなど次世代のスター候補として期待されてきた。1回戦では元世界1位で39歳のビーナス・ウィリアムズ(米)にストレート勝ちした。「試合前にSNSを見てリラックスする」という若者は、ビーナスを倒してから注目度が高まるばかりの状況に「普通って答えたらうそになる」。プレー同様に落ち着いた振る舞いでさらりと答えた。

 15歳での3回戦進出は同選…

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