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 バトンのような丸棒を投げて的を倒す北欧生まれの競技「クッブ」の体験会が5日、奈良県吉野町上市の町立吉野小学校であった。県立吉野高校の生徒が地元ヒノキのキットを贈り、3年生の児童25人にゲームの楽しみ方を手ほどきした。

 クッブはスウェーデン語で「薪(まき)」の意味。3種類の木片の道具を使い、6人同士で争う。丸棒の「カストピンナ」を下手で投げ、相手陣内の「クッブ」と「キング」を倒せば勝利する。林業が盛んな岩手や三重などで広まっているという。

 吉野高では吉野材を生かす「木育」の一環でクッブを県内に広めようと、森林科学科の生徒が林野庁職員の指導を受け、キットを授業で製作した。ゲームの楽しみ方を教えてもらった児童たちは、早速芝の運動場で実践。狙いを定めてカストピンナを投げ、当たって「カキーン」と小気味のいい音が響き、クッブが倒れるたびに歓声を上げた。

 吉野高の山際達也君(3年)は「当たった時の木の音が心地いいです。誰でも気軽に楽しめる競技です」と話した。(福田純也)