[PR]

 日本の商品をデパートやドラッグストアなどで大量に購入し、中国の消費者に転売する中国人バイヤー。彼らの存在を、正規輸入品ではない商品が流通することにつながると嫌うメーカーが多かったが、最近は様子が変わってきた。「バイヤー」は、今や「ソーシャルバイヤー」とも呼ばれ、一目置かれる存在に。企業は一体、彼らに何を求めているのだろうか。

利益は月150万円

 都内在住の宝丁(バオ・ティン)さん(24)。広告会社の社員として働く中国人の夫とともに暮らす。宝さんはほぼ毎日、中国版インスタグラム「小紅書(シャオホンシュー)」に化粧品やサプリなどの写真をアップする。フォロワーは中国にいる1千人強だ。

 写真を見たフォロワーから、SNSを通じて注文が入る。宝さんは百貨店やドラッグストアで商品を購入、梱包(こんぽう)して発送する。フォロワーには、送料と商品の購入価格の1割ほどを上乗せして請求する。利益は多いときは月150万円にのぼる。

 6年前に留学生として来日した当初は、中国の家族や友人からの購入依頼を受け、目薬などを送る程度だった。それが口コミで「友達の友達などから」依頼が増加。リクエストにこたえるうちに、「本業」になった。

 宝さんは中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に2万人、昨年始めた動画共有アプリ「TIKTOK(ティックトック)」にも7千人のフォロワーがいる。それらを経由し、1日3~4人から注文が入る。

割高でも日本から輸入

 なかには中国国内で購入できる商品もあり、日本から送るとかえって割高になる場合もある。それでも注文が入るのは、「中国は偽物が多く流通しており、欲しいものは信頼している人からしか買わない人たちがいる。日本製品が欲しい人は、価格が多少高くても気にしない」(宝さん)。

 宝さんのようなSNSを駆使し…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら