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 2020年に熊本市で開催される「第4回アジア・太平洋水サミット」の運営委員会の初会合が5日、同市内のホテルであった。同市で開催する意義やサミット全体のプログラム案などが示された。

 サミットは07年に大分県別府市で第1回が開かれた。第2回はタイ・チェンマイ、第3回はミャンマー・ヤンゴンで開かれ、水災害の解決や水の安全保障、衛生確保などを盛り込んだ宣言が採択された。

 第4回は、20年10月19、20日、熊本市中央区桜町に現在建設中の熊本城ホールで開催され、49カ国の首脳、閣僚級や環境の研究者らが参加する見込みだ。プログラム案では、基調講演や円卓会議、分科会、海外要人による声明などを予定している。

 5日の初会合では、災害時の井戸水の提供協定や米作りを通じた水田と地下水の保全など、市の取り組みが紹介された。委員長を務める大西一史・熊本市長は「国際的に高い評価を受けている熊本の地下水保全の取り組みを広く発信して、アジア各国が抱える特有の水問題の解決に寄与する。サミットを通じて熊本地震からの復興が進む熊本の姿もアピールし、感謝の気持ちを表す」と述べた。(白石昌幸)