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 赤、オレンジ、黄、緑、青、紫。

 ニューヨークの街中が、6色に彩られた1カ月だった。駅のホームにビルの屋上、レストランにパトカーも。性的マイノリティーに関するイベントが各地で行われた6月は、通称「プライド月間」。同性が恋愛対象だって、体と心の性が違ったって、そもそも性自認や性的指向が自分でもよくわからなくたって、だれもが自分らしさに「誇り」を持てるように。そんな思いが込められている。

 半世紀前、性的マイノリティーと「プライド」という言葉を結びつけるきっかけとなる出来事があったニューヨークの街で、性と生について考えた。

過去最大規模のパレード

 集い、踊り、叫び、権利の擁護を訴えた。

 6月30日、晴天のニューヨーク中心部。正午から始まった毎年恒例のパレード「プライドマーチ」には、過去最大となる十数万人が参加した。性的マイノリティーや支援者、支援企業など世界各地の約700のグループが参列。沿道の見物客も合わせると、400万人が集まったと報じられた。

 「とても幸せだ。プライド(誇り)と愛に満ちあふれている」。テレビ関連会社で働くニューヨーク在住のゲイ、フランチェスコさん(24)はパートナーの男性と参加した。「自分たちが自分たちでいられること、お互いに愛することを祝う。すばらしい」。虹色の旗を背にはためかせ、声を大にそう告げた。

 パレードには一般の市民だけでなく、ニューヨーク州のクオモ知事や、民主党上院トップのシューマー院内総務らも参加。米国と政治的対立を深めるイランの性的マイノリティーグループの中にも温かい拍手が送られるなど、和やかな雰囲気に包まれた。

50年前の「暴動」がきっかけ

 驚いたのは、警備を担当するニューヨーク市警も、グループを組んでパレードに参列したことだった。カラフルに彩られたパトカーが出動し、制服姿の女性警官がパートナーとみられる女性とキスをするシーンも見受けられた。

 ニューヨーク市警は、このパレードが始まるきっかけとなる「暴動」の当事者だった。

 1969年6月28日、同性愛…

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