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 岩手県北上市和賀町岩沢の国重要文化財「多聞院伊澤家住宅」にある庭の池で、中尊寺ゆかりのハスの花が5日、開花した。早朝から濃いピンクの花が次々と開花し、周囲のアヤメやアジサイの紫色の花とともに夏の訪れを告げている。

 中尊寺金色堂に収められていた奥州藤原氏4代泰衝(やすひら)の首桶(くびおけ)から見つかった種を発芽させた「中尊寺ハス」。伊澤家が藤原氏ゆかりの神社別当だった縁で、2002年に株分けされた。花を管理している伊澤初江さん(74)は「譲られた大切な花。今年も咲いてくれてほっとしています」。20日には近くの久那斗神社で中尊寺の山田俊和貫首による「青空法話」がある。(溝口太郎)