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 1500もの飲食店が立ち並ぶ宮崎市の歓楽街「ニシタチ」には、200匹以上の野良猫がいると言われる。衛生上の問題などで長く厄介者扱いだった。だが、地元商店街がボランティアの力を借り、地域猫として共生していく取り組みを始めた。

 4月末。中央通商店街振興会の岩崎幸治会長(59)が路上で金属製のかごを開くと、キジトラの猫が一目散に走り出した。数秒でビルの谷間に消えていく。

 この日、放したのは6匹。前日に商店街で捕獲され、宮崎市動物愛護センターで不妊・去勢手術をした猫たちだ。いずれも耳先にVカットが入っている。

 「今いる猫を駆除しても、必ず別の猫が移り住む。どうせいるなら、数を抑えながら共生しようと覚悟を決めました」

 振興会には飲食店約400店が加入。以前から捨て猫や悪臭をめぐる苦情があり、対応を迫られていた。

 宮崎市では2年前に「飼い主の…

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