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 欧州連合(EU)加盟国の首脳が推す行政トップ・欧州委員長の次期候補、ドイツの国防相・フォンデアライエン氏の選考過程をめぐり、欧州議会から不満が噴出している。首脳の意見が対立し、駆け引きと妥協の末の合意となった一方、議会各会派の意向が顧みられなかった。議会は16日にも同氏の承認について採決するが、賛否は伯仲している模様だ。

 フォンデアライエン氏は7人の子どもを持つ元医師で、2005年のメルケル第1次政権から続けて閣僚を務める。女性が欧州委員長になれば、初めてだ。

 同氏はEU首脳会議で指名された翌日の3日、仏ストラスブールの欧州議会に飛び、最大会派の中道右派「欧州人民党」(EPP)の会合であいさつ。記者団に「欧州議会は欧州の民主主義の中心。向こう2週間、各会派と集中的に対話をしたい」と語った。

 欧州委員長の候補はEU首脳会議が決めるが、欧州議会(定数751)で、欠員を除く過半数の375の賛成が必要だ。

 同氏の所属政党が参加するEPP(182議席)と、同氏を推したフランスのマクロン大統領が属する自由主義会派(108議席)だけでは足りず、第2会派の社会民主進歩同盟(S&D、154議席)や緑の党(74議席)の賛成が必要になる。

 だが両会派はフォンデアライエン氏について「突然、候補として現れた」と当惑を示す。それぞれ5月の欧州議会選で、欧州委員長に別の候補を立てていた。

 EU首脳会議も当初、選挙結果…

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