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 緊張が高まるイランの核問題をめぐり、国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)は5日、米国の要請を受け、特別理事会を今月10日に開くことを明らかにした。天野之弥(ゆきや)事務局長がイランの核関連活動の現状を報告し、各国が意見表明を行うとみられる。

 イランは1日、核燃料となる低濃縮ウランの貯蔵量が核合意で定めた上限を超えたことを明らかにし、IAEAも確認した。イランはウランの濃縮度についても7日以降、合意が定める上限に縛られずに上げると宣言している。

 こうした動きを受けて、米国のウィーン国際機関代表部は5日、ウォルコット大使が理事会開催を求めたと発表。イランの核活動に変化があった際、「国際社会はイランに説明を求めるべきだ」とした。

 米国の要請を受け、IAEAは特別理事会の開催を決めた。

 一方、イランのウィーン国際機関代表部は同日、声明を出し、「合意の最たる違反者である米国がこうした提案をすることは、多国間主義と法の支配に反している」と批判した。

 ウィーン国際機関ロシア代表部…

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