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 大阪大会が開幕。開会式を終え、昨夏の全国王者、大阪桐蔭の中野波来(はる)主将は「夏への覚悟が強くなりました」と気を引き締め直した。昨秋、今春と一度も大阪で優勝できず、「苦しさや悩みは毎日持っていた」と振り返る。

 6月中旬、2016年に主将を務めた吉沢一翔(早大)、17年の主将、福井章吾(慶大)、そして春夏連覇を果たした昨年の主将、中川卓也(早大)がグラウンドを訪れて激励してくれた。

 なかでも中野に響いたのは、吉沢の言葉だった。「メンバーに入っている入っていないは関係ない。最後は3年生の気持ちがどれだけ出るか」。それから中野は毎日、ミーティングで「3年生でチームは変わる」と強調し、メンバー外となった最上級生の気持ちも一つにまとめてきた。

 初戦は15日の東淀川戦。中野は鋭い目つきで言う。「秋に負けて春も負けて、このチームは悔しさしか味わっていない。去年味わった喜びをもう一度味わいたい」。「日本一の意地」をテーマに掲げ、最後の夏に向かう。(小俣勇貴