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(6日、高校野球佐賀大会 唐津工7―0神埼)

 2007年夏、甲子園決勝の逆転満塁本塁打で佐賀北の全国制覇に貢献した唐津工の副島浩史監督が、就任後初の夏となる佐賀大会開幕試合に臨み、7―0で八回コールド発進した。

 鮮烈な一発で知られる監督だが、甲子園への第1歩となる二回の1点目はスクイズだった。無死一、二塁から連続バント。「チャンスを作り、まず流れを持ってこないと」。昨年11月にコーチから監督になって以来、バントを意識させてきたといい、「そこはぶれないように」。2本のバント安打を含めて14安打した一方、犠打も5と実に手堅かった。

 銀行を辞め、高校野球に戻ってきた30歳。コールド勝ちを決める二塁打を放ち、無失点完投したエース本村は親しみを込めて「気配りのできる人です」。5番の手島も「打撃のアドバイスが一つ一つ分かりやすい。実際にお手本を見せてくれますし」。グリップから引く感じで間合いを取っては、と6月に助言されてから好調。この日は2三塁打の計3安打だった。

 副島監督は優勝した甲子園でも開幕試合を経験しており、幸先のいい初白星だ。「選手は観客が多い中で試合ができてうれしいだなんていって。自分はドキドキだったのに。勝ててほっとした」。当時監督だった佐賀北の百崎敏克副部長からは「ナイスゲーム」と、さっそくメールが届いた。一読し、「これは、うれしいですね」と、笑みがこぼれた。=みどりの森県営